登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問27

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類があり、後者が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠である。
b  鼻腔(くう)の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
c  耳垢(こう)は、内耳にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃(ほこり)や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。
d  小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔(くう)からウイルスや細菌が侵入し、感染が起こりやすい。
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は2番です。

a: 正しい

色を識別する細胞を錐体細胞、光を感じる細胞を桿体細胞といいます。桿体細胞では、光の刺激を受けてそのシグナルを増幅させる働きにビタミンAが関与しています。ビタミンAが不足すると夜盲症を生じます。

b: 正しい

文章の通りです。鼻炎は鼻腔の粘膜に炎症が起き、腫れた状態のことを指します。

c: 誤り

耳垢は外耳道にある皮脂腺や耳垢腺からの分泌物に、埃や外耳道にある上皮の老廃物などが混じってできます。耳の構造は外耳、鼓膜を隔てて中耳、内耳となります。埃は外耳までしか入り込めません。

d: 正しい

文章の通りです。

参考になった数27

02

a 正

網膜には光を受容する視細胞が密集しています。

それぞれの細胞は神経繊維に繋がって束となり、視神経となります。

網膜への光の伝わり方の順番は、

角膜→房水→水晶体→硝子体→網膜となっています。

b 正

鼻腔の粘膜に炎症を起こすアレルゲンは、さまざまな種類があります。

トラネキシム酸やグリチルリチン酸などの抗炎症成分が、粘膜の炎症を抑える働きがあります。

c 誤

問題の文章の内耳の部分が外耳になります。

内耳は、前庭と蝸牛からなり、外耳は耳介と外耳道の軟骨からなります。

外耳と内耳の間には中耳があり、鼻と繋がる耳管、鼓室、耳小骨、鼓膜からなります。

内耳には、埃など外気からの入り込みはありません。

d 正

外耳と内耳をつなぐ中耳に、鼻咽頭へ繋がる耳管があります。

耳は、聴覚情報と平衡感覚を感知する器官です。

参考になった数9

03

正しい組み合わせは2です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.正しいです。

文のとおりです。

b.正しいです。

文のとおりです。

c.誤りです。

文中の「内耳」と書かれている部分がすべて誤りで、

正しくは「外耳道」です。

d.正しいです。

文のとおりです。

参考になった数4