登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問29

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  骨吸収は、一生を通じて行われるが、骨形成は高齢になると行われない。
b  胸骨や肋(ろっ)骨は、造血機能を担う骨のうちの一つである。
c  平滑筋は、不随意筋であり、その筋線維には骨格筋のような横縞(しま)模様はなく、消化管壁、血管壁、膀胱(ぼうこう)等に分布する。
d  随意筋は、自律神経系に支配されている。
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は3番です。

a: 誤り

骨は一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われます。

b: 正しい

造血機能を持つのは、胸骨、肋骨のほか、脊髄、骨盤、大腿骨です。

c: 正しい

筋肉は自らの意思で動かせるかどうかの違いで不随意筋、随意筋に分けられ、さらにその構造の違いから平滑筋、心筋、骨格筋に区分されます。

d: 誤り

随意筋とは骨格筋のことで、自らの意思で動かせることのできる筋肉で、体性神経系(運動神経)によって支配されています。これに対し不随意筋である平滑筋や心筋は、自律神経に支配されています。

参考になった数46

02

a 誤

骨吸収も骨形成も、一生を通じて行われています。

破壊が骨吸収で、修復が骨形成です。

b 正

胸骨や肋骨以外に、脊髄、骨盤、大腿骨などが造血機能を担っています。

造血機能とは、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することです。

c 正

平滑筋は、比較的弱い力で持続的に収縮します。

そのほかの筋組織として、骨格筋、心筋があります。

骨格筋は、表情などの運動器官に分布し、意識どおりに動かせる随意筋です。

横紋があり、収縮力が強く、疲労しやすい特徴があります。

心筋は、心臓壁にあり、横紋のある不随意筋です。

強い伸縮力と持続力が特徴です。

d 誤

随意筋は、意識どおりに動かすことができます。

自律神経系は、生命や身体機能の維持のために無意識に働いている機能を担います。

参考になった数18

03

正しいものの組み合わせは3です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.誤りです。

骨吸収も骨形成も成長が停止したあとも

一生を通じて行われます。

ただ、その働きの速度については老化の

影響を受けます。

b.正しいです。

文のとおりです。

c.正しいです。

文のとおりです。

d.誤りです。

随意筋は体性神経系に支配され、

不随意筋は自律神経系に支配されています。

参考になった数8