登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問35
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の副作用として現れる肝機能障害及び偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 黄疸(だん)では、皮膚や白眼が黄色くなるほか、尿の色が濃くなることもある。
b 医薬品の副作用として現れる肝機能障害は、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに限定される。
c 偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
d 偽アルドステロン症の主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ、むくみ(浮腫)等がある。
a 黄疸(だん)では、皮膚や白眼が黄色くなるほか、尿の色が濃くなることもある。
b 医薬品の副作用として現れる肝機能障害は、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに限定される。
c 偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。
d 偽アルドステロン症の主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、手足のしびれ、むくみ(浮腫)等がある。
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1番です。
a: 正しい
黄疸とは、赤血球が肝臓で分解されたときに生じるビリルビンが、血液中に滞留することによって生じる病気です。ビリルビンは黄色の色素であるため、皮膚や白目が黄色くなったり、血液中のビリルビンが尿中に排出されることにより尿の色が濃くなったりすることもあります。
b: 誤り
アレルギー性のものだけに限定されず、医薬品の有効成分またはその代謝物が原因で起こる中毒性のものがあります。
c: 誤り
副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加して起こる病気がアルドステロン症です。偽アルドステロン症とは副腎皮質からのアルドステロンが増加していないにも関わらず、同じような病態が現れることから「偽」アルドステロン症と呼ばれます。
d: 正しい
主な症状は覚えましょう。病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難や痙攣などを生じます。
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02
a 正
黄疸は、肝機能障害によるものです。
古い赤血球内のビリルビンが増えることによって、皮膚や白眼が黄色くなります。
b 誤
肝機能障害は、アレルギー性のものだけでなく、成分や代謝物の肝毒性による中毒性のものがあります。
全身の倦怠感や黄疸などがみられますが、自覚症状がないこともあります。
c 誤
偽アルドステロン症は、体内にナトリウムと水分が溜まり、カリウムの排出が促進されます。
原因となる薬剤は、カンゾウやグリチルリチン類を含むものです。
d 正
小柄な人や高齢者、高血圧、心臓病、腎臓病、むくみのある人に生じやすい副作用です。
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03
正しい組み合わせは1です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b.誤りです。
肝臓にはもともと解毒作用がありますが、
有効成分やその代謝物が肝臓で処理しきれないと
中毒性の肝障害が起こります。
よって誤りです。
c.誤りです。
偽アルドステロン症は副腎皮質からのアルドステロンの分泌が
増加していないにもかかわらず、体内にナトリウムと水が貯留し、
体からカリウムが失われる病態を示すものです。
d.正しいです。文のとおりです。
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