登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問34

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

中毒性表皮壊死融解症(TEN)に関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って( a )皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱(ほう)、皮膚の剥(はく)離、びらん等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん、眼の充血等を伴う病態で、最初に報告した医師の名前にちなんで( b )とも呼ばれる。また、発症機序の詳細は不明で、発症の予測は困難であり、原因となった医薬品の使用開始後( c )発症することが多い。
  • a:広範囲の  b:ライエル症候群           c:1年以上経って
  • a:局所的に  b:ライエル症候群           c:1年以上経って
  • a:広範囲の  b:スティーブンス・ジョンソン症候群  c:2週間以内に
  • a:広範囲の  b:ライエル症候群           c:2週間以内に
  • a:局所的に  b:スティーブンス・ジョンソン症候群  c:2週間以内に

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この過去問の解説 (3件)

01

中毒性表皮壊死融解症は、ライエル症候群(TEN)とも言います。

あらゆる医薬品で生じるおそれがあり、発症の予測は困難です。

服用後2週間以内に発症することが多いと言われていますが、1ヶ月以上経ってから起こることもあります。

皮膚粘膜眼症候群といわれるスティーブン・ジョンソン症候群(SJS)の進展型と考えられていますが、発症機序は不明です。

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02

正解は4番です。

a:広範囲の b:ライエル症候群 c:2週間以内に

中毒性表皮壊死融解症は、スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)と関連のある病態と考えられていて、中毒性皮膚壊死融解症の症例の多くはスティーブンス・ジョンソン症候群の進展型とみられています。

原因となった医薬品の使用後2週間以内に発症することが多いと言われていますが、1か月以上経ってから起こるとこともあるとされています。

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03

正しい組み合わせは4です。

1,2,3,5は誤りです。

選択肢に出てくるスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)もTEN同様、

38℃以上の高熱、発赤や火傷様の水疱、

使用後2週間以内に発症することが多いことなど共通点もありますが、

激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼などの粘膜に現れます。

SJSは皮膚粘膜眼症候群とも呼ばれます。

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