登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問36

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  無菌性髄膜炎は、大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。
b  無菌性髄膜炎は、早期に原因となった医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどであり、重篤な後遺症が残った例はない。
c  精神神経障害では、中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、不眠、不安、震え、興奮、うつ等の精神神経症状を生じることがある。
d  精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限られ、通常の用法・用量では発生しない。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

a 正

首筋の突っ張りを伴う激しい頭痛や発熱などが症状として現れます。

医薬品では、イブプロフェンが原因となると言われています。

b 誤

無菌性髄膜炎は、医薬品の服用を中止すれば予後は比較的良好ですが、後遺症が残った例もあります。

c 正

脳や脊髄からなる中枢神経系が影響を受ける副作用なので、自律神経系のバランスに影響を与えます。

d 誤

通常の用法や用量でも、精神神経系に限らず副作用は生じるおそれがあります。

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02

正解は2番です。

a: 正しい

文章の通りです。医薬品の副作用が原因の場合、膠原病(全身性エリテマトーデス、関節リウマチなど)の基礎疾患がある人で発症リスクが高いことが知られています。

b: 誤り

早期に原因となった医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどですが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されています。

c: 正しい

文章の通りです。

d: 誤り

精神神経障害は通常の用量・用法でも発生することがあります。

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03

正しいものの組み合わせは2です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.正しいです。文のとおりです。

b.誤りです。

文末の「重篤な後遺症が残った例はない」というのが誤りです。

後遺症が残った例も報告されています。

c.正しいです。文のとおりです。

d.誤りです。

通常の用法、用量でも発生することがあります。

参考になった数2