登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問38
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある。
b 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多く、必ずしも発熱は伴わない。
c 喘(ぜん)息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
d 喘(ぜん)息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳(せき)、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
a 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)に移行することがある。
b 間質性肺炎は、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多く、必ずしも発熱は伴わない。
c 喘(ぜん)息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
d 喘(ぜん)息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳(せき)、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a 正
肺の間質に炎症を生じたものを、間質性肺炎といい、通常の肺炎とは異なります。
悪化すると、肺繊維症のおそれがあります。
b 正
間質性肺炎は、息切れや苦しさ、空咳などが症状としてみられ、通常の風邪と区別が難しいです。
c 誤
合併症の有無によって、喘息の症状の寛解は異なります。
合併症がなければ、原因となった薬効成分が体内から消失すれば、副作用はおさまります。
d 正
副作用の喘息は、医薬品の使用後1時間以内に症状が現れます。
原因となる薬剤には、解熱鎮痛薬があります。
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02
正解は2番です。
a: 正しい
文章の通りです。一度線維化してしまうと、線維化してしまった部分は元に戻ることはありません。
b: 正しい
文章の通りです。症状としては、息切れや息苦しさ、空咳(痰が出ない咳)などがあります。
c: 誤り
合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、緩解します。
原因となる医薬品には、内服薬だけではなく、外用薬や座薬も含みます。
d: 正しい
文章の通りです。これらの症状は時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐き気、腹痛、下痢などを伴うことがあります。
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03
正しい組み合わせは2です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
間質性肺炎は、肺胞と毛細血管を取り囲んで
支持している組織であるが間質が炎症を起こした肺炎です。
そのため、ガス交換がうまくいかず、
低酸素状態になってしまうことが特徴として挙げられます。
b.正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。
医薬品による喘息は合併症を起こさない限り、
原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解します。
d.正しいです。文のとおりです。
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