登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問41
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
一般用医薬品及び要指導医薬品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(例えば、がん、心臓病等)に対する効能効果は認められていない。
b 要指導医薬品には、毒薬又は劇薬に該当するものはない。
c 卸売販売業者は、配置販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品を販売又は授与することができる。
d 検査薬において、血液を検体とするものなど検体の採取に身体への直接のリスクを伴うものは、一般用医薬品としては認められていないが、要指導医薬品としては認められているものがある。
a 医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患(例えば、がん、心臓病等)に対する効能効果は認められていない。
b 要指導医薬品には、毒薬又は劇薬に該当するものはない。
c 卸売販売業者は、配置販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品を販売又は授与することができる。
d 検査薬において、血液を検体とするものなど検体の採取に身体への直接のリスクを伴うものは、一般用医薬品としては認められていないが、要指導医薬品としては認められているものがある。
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
a 正
一般用医薬品及び要指導医薬品は、薬剤師などの医薬関係者から提供された情報に基づいて、需要者の選択により使用されることが目的です。
b 誤
要指導医薬品には、毒薬や劇薬に該当するものがあるほか、スイッチ直後医薬品も含まれます。
c 誤
配置販売業は、一般用医薬品のみ販売可です。
その中でも、経年劣化が起こりにくいなどの厚生労働大臣の定める基準に適合するものに限られます。
d 誤
一般用検査薬で検査に用いる検体は、尿や糞便、鼻汁、唾液などの、採取に際して侵襲のないものです。
注射などの血液を検体とする検査薬は、医療用医薬品になります。
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02
正解は2番です。
a: 正しい
一般用医薬品及び要指導医薬品は医療機関を受診するほどではない体調の不調や、疾病の初期段階において使用されるものです。またその効能効果も人体に対する作用が著しくないものであると定められています。そのため、設問にあるような、がんや心臓病など、医師等の診療によらなければ治癒が期待できない疾患に対する効能効果は認められていません。
b: 誤り
要指導医薬品には毒薬又は劇薬に該当するものがあります。
これに対し、一般用医薬品には該当するものは一切ありません。
c: 誤り
配置販売業の許可で配置販売できる医薬品は一般用医薬品のうち配置販売品目に限定されます。
そのため、卸売販売業者は配置販売業者に対し、一般用医薬品の販売又は授与が行えますが、要指導医薬品については認められていません。
d: 誤り
検査薬において、血液を検体とするものなど検体の採取に身体への直接のリスクを伴うものは、一般用医薬品又は要指導医薬品として認められておらず、医療用医薬品として製造販売されています。
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03
正しい組み合わせは2です。
a~dの各文については以下のとおりです。
a.正しいです。文のとおりです。
b.誤りです。
要指導医薬品として販売されている劇薬もあります。
厚生労働省のホームページに要指導医薬品の劇薬が紹介されています。
以下のURLをご参照ください。
『要指導医薬品一覧』(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/newyoushidou.html
c.誤りです。
文中の「配置販売業者」の部分が誤りです。
正しくは「店舗販売業者」です。
d.誤りです。
検査薬において、血液を検体とするなど
身体への直接リスクを伴うものは、
一般用医薬品又は要指導医薬品として認められていません。
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