登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問80

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問80 (訂正依頼・報告はこちら)

痔(じ)の薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  内用痔(じ)疾用薬に含まれるカイカは、主に止血効果を期待して配合されている。
b  内用痔疾用薬に含まれるセイヨウトチノミは、主に抗炎症作用を期待して配合されている。
c  外用痔疾用薬に含まれる卵黄油は、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として配合されている。
d  芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は、体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛(こう)に適すとされている。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

a:正 カイカは、マメ科のエンジュの蕾を基原とする生薬成分で、主に止血効果が期待されます。

  

b:正 セイヨウトチノミは、抗炎症作用、血行促進作用を持つ生薬成分で、外皮用薬に含まれることもあります。

c:正 卵黄油と同じ役割を持つ成分に、タンニン酸、酸化亜鉛、硫酸アルミニウムカリウムがあります。

d:誤 これは乙字湯の説明です。

芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)は、体力中等度以下で、冷え症で、出血傾向があり胃腸障害がない人の痔出血、貧血、月経異常、不正出血、皮下出血に適すとされます。

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02

a 正

カイカは、マメ科のエンジュのつぼみを基原とする生薬です。

b 正

セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキの種子を基原とする生薬です。

抗炎症作用のほか、血行促進作用も期待されます。

c 正

粘膜表面に不溶性の膜を形成して粘膜の保護や止血を目的とする成分は、ほかにタンニン酸や酸化亜鉛などがあります。

d 誤

芎帰膠艾湯は、体力中等度以下の冷え性の人の痔出血に適するとされています。

胃腸が弱く下痢傾向の人は、胃部不快感や腹痛などの副作用が現れやすいため、不向きとされています。

カンゾウを含みます。

問題文は、乙字湯の説明です。

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03

正解→1

a)正


b)正


c)正


d)誤

芎帰膠艾湯(きゅうききゅうがいとう)は痔の症状に使用される漢方薬ですが、問題の説明文は乙字湯です。

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