登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問81
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
外用痔(じ)疾用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒(かゆ)みを和らげることを期待して配合されている。
b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、止血効果を期待して配合されている。
c アラントインは、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを期待して配合されている。
d クロルヘキシジン塩酸塩は、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを期待して配合されている。
a ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒(かゆ)みを和らげることを期待して配合されている。
b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、止血効果を期待して配合されている。
c アラントインは、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを期待して配合されている。
d クロルヘキシジン塩酸塩は、痔に伴う痛み・痒みを和らげることを期待して配合されている。
- (a、b)
- (a、d)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 1 です。
a:正 ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒(かゆ)みを和らげるステロイド性抗炎症成分です。成分の含有量にかかわらず、長期連用を避ける必要があります。
同じ効果を持つ成分に、プレドニゾロン酢酸エステルがあります。
b:正 テトラヒドロゾリン塩酸塩は、血管収縮作用による止血効果を持つアドレナリン作動成分です。
同じ効果を持つ成分に、メチルエフェドリン塩酸塩、エフェドリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩があります。
c:誤 アラントインは、痔による肛門部の創傷の治癒を促す組織修復成分です。
d:誤 クロルヘキシジン塩酸塩は、痔疾患に伴う局所の感染を防止する目的で配合される殺菌消毒成分です。
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02
a 正
ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、抗炎症成分のステロイドです。
非ステロイドの抗炎症成分として、グリチルリチン酸やリゾチームがあります。
b 正
テトラヒドロゾリン塩酸塩は、アドレナリン作動成分です。
血管収縮作用による止血効果が期待されます。
止血成分としてほかに収斂保護止血成分があり、タンニン酸や酸化亜鉛などの成分があります。
c 誤
アラントインは、組織修復成分です。
痔による肛門の傷の治癒を促します。
そのほかの成分として、銅クロロフィリンナトリウムなどがあります。
問題文の説明は、殺菌消毒成分のイソプロピルメチルなどが該当します。
d 誤
クロルヘキシジン塩酸塩は、殺菌消毒成分です。
痔疾患に伴う局所の感染を防止する目的があります。
そのほかの成分として、チモールなどがあります。
問題文の説明は、抗ヒスタミン成分のジフェンヒドラミン塩酸塩などが該当します。
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03
正解→1
a)正
b)正
c)誤
アラントインは、痔によって組織が破壊された組織を修復する作用がある成分です。
d)誤
クロルヘキシジン塩酸塩は、感染防止のために使用される殺菌消毒成分です。
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