a 誤
一般用医薬品の点眼薬では、アセチルコリンの働きを抑える作用が目的の成分は用いられていません。
b 正
抗炎症成分の炎症物質の生成を抑える成分として、イプシロン-アミノカプロン酸が含まれています。
点眼薬の抗炎症成分には、ほかにリゾチーム塩酸塩、プラノプロフェンなどがあります。
c 誤
アドレナリン作動成分はナファゾリン塩酸塩やエフェドリン塩酸塩などですが、問題文の点眼薬には含まれていません。
アドレナリン作動成分は、結膜の血管を収縮させて充血を除去する作用があり、緑内障の人は使用を避けることとなっています。
d 正
保湿成分のコンドロイチン硫酸ナトリウムが含まれています。
点眼薬のみに配合される成分です。
[ネオスチグミンメチル硫酸塩]は、点眼薬のみに含まれる調節機能改善成分です。
コリンエステラーゼの働きを抑えて、毛様体でのアセチルコリンの働きを助けるため、目の疲れやかすみを改善します。
[イプシロン-アミノカプロン酸]は、抗炎症成分です。
抗炎症成分にもさまざまな働きがありますが、これは炎症物質の生成を抑える働きがあります。
[クロルフェニラミンマレイン酸]は、抗ヒスタミン成分です。
ヒスタミンの働き抑えることで、目の痒みを和らげる作用があります。
[L -アスパラギン酸カリウム][タウリン]は、アミノ酸です。
新陳代謝を促して、目の疲れを改善する効果が期待できます。
[コンドロイチン硫酸ナトリウム]は、保湿成分です。
点眼薬のみに配合される成分で、結膜や角膜の乾燥を防ぐ目的があります。