問題
a ヨードチンキは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。
b セチルピリジニウム塩化物は、陽性界面活性成分であり、石鹸(けん)との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
c オキシドールの作用は、過酸化水素の分解によって発生する活性酸素による酸化、及び発生する水素による泡立ちによる物理的な洗浄効果であるため、作用の持続性は乏しいが、組織への浸透性は高い。
d アクリノールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿(のう)菌)に対する殺菌消毒作用を示し、比較的刺激性が低いため創傷患部にしみにくい。