登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問87
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問87 (訂正依頼・報告はこちら)
殺菌消毒薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ヨードチンキは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。
b セチルピリジニウム塩化物は、陽性界面活性成分であり、石鹸(けん)との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
c オキシドールの作用は、過酸化水素の分解によって発生する活性酸素による酸化、及び発生する水素による泡立ちによる物理的な洗浄効果であるため、作用の持続性は乏しいが、組織への浸透性は高い。
d アクリノールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿(のう)菌)に対する殺菌消毒作用を示し、比較的刺激性が低いため創傷患部にしみにくい。
a ヨードチンキは、ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させて水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示すように工夫されたものである。
b セチルピリジニウム塩化物は、陽性界面活性成分であり、石鹸(けん)との混合によって殺菌消毒効果が低下するので、石鹸で洗浄した後に使用する場合には、石鹸を十分に洗い流す必要がある。
c オキシドールの作用は、過酸化水素の分解によって発生する活性酸素による酸化、及び発生する水素による泡立ちによる物理的な洗浄効果であるため、作用の持続性は乏しいが、組織への浸透性は高い。
d アクリノールは、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿(のう)菌)に対する殺菌消毒作用を示し、比較的刺激性が低いため創傷患部にしみにくい。
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
a 誤
ヨードチンキは、ヨウ素・ヨウ化カリウムをエタノールに溶解したものです。
皮膚刺激性が強く、粘膜や目の周囲、化膿した部位には使用しないようにします。
一般細菌類・真菌類・ウイルスに有効です。
b 正
セチルピリジニウム塩化物は、陽性界面活性成分なので石鹸と混ぜると効果が薄れます。
結核菌や、ウイルスには無効です。
c 誤
オキシドールは、過酸化水素の分解時に発生する活性酸素による酸化作用と、泡立ちによる洗浄効果作用があります。
作用持続性には乏しく、組織浸透性も低いです。
また、刺激性があるため、目の周囲には使用しないようにします。
d 正
アクリノールは、低刺激性で傷口にもしみにくい細菌感染防止目的の成分です。
黄色の色素が一般細菌類の一部に対して、殺菌消毒作用を示します。
止瀉薬に配合されていることもあります。
ウイルスや真菌、結核菌には無効です。
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02
正解は 1 です。
a:誤 ヨードチンキは、ヨウ素およびヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたものです。
ヨウ素をポリビニルピロリドン(PVP)と呼ばれる担体に結合させ水溶性とし、徐々にヨウ素が遊離して殺菌作用を示す作用を持つのはポピドンヨードです。
b:正 陽性界面活性成分は、セチルピリジニウム塩化物のほかにベンザルコニウム塩化物、ベンゼトニウム塩化物などがあります。
細菌・真菌類に有効ですが、結核菌やウイルスには効果がありません。
c:誤 オキシドールは、過酸化水素の分解によって発生する活性酸素による酸化と、発生する水素による泡立ちによる物理的な洗浄効果で作用します。
作用の持続性は乏しく、組織への浸透性も低いです。
d:正 アクリノールは、黄色の色素で、衣類に付着すると脱色しにくいことがあります。
真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がありません。
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03
正解→1
a)誤
ヨードチンキは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶かして作ります。
皮膚刺激性が強いため、目の周囲には使用を避ける必要があります。
b)正
c)誤
オキシドールの作用に対する説明文として、途中までは合っていますが、組織への浸透性は低いが正しい文章です。
d)正
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