登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問89
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問題
登録販売者試験 令和2年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
外皮用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている。
b イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、筋肉痛、関節痛、肩こりに伴う肩の痛み、腰痛に用いられる。
c テシットデシチンは、局所麻酔成分であり、きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、湿疹(しん)、皮膚炎等による皮膚の痒(かゆ)みを和らげることを目的として配合されている場合がある。
d ユーカリ油は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている。
a ウフェナマートは、炎症を生じた組織に働いて、細胞膜の安定化、活性酸素の生成抑制などの作用により、抗炎症作用を示すと考えられている。
b イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、筋肉痛、関節痛、肩こりに伴う肩の痛み、腰痛に用いられる。
c テシットデシチンは、局所麻酔成分であり、きり傷、擦り傷等の創傷面の痛みや、湿疹(しん)、皮膚炎等による皮膚の痒(かゆ)みを和らげることを目的として配合されている場合がある。
d ユーカリ油は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合されている。
- (a、b)
- (a、c)
- (b、c)
- (b、d)
- (c、d)
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この過去問の解説 (3件)
01
a 正
ウフェナマートは、非ステロイド性成分で、湿疹や皮膚炎などの皮膚の炎症に作用します。
日焼けには適応がありません。
b 誤
イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体ですが、鎮痛作用は期待できないと言われています。
吹出物による赤みや腫れ、吹出物の拡張を抑える作用があります。
c 正
テシットデシチンは、局所麻酔成分です。
同成分ではそのほかに、ジブカイン、リドカイン、アミノ安息香酸エチルなどがあります。
d 誤
ユーカリ油は、冷感刺激成分です。
皮膚表面に冷感刺激を与えて、反射的な血管拡張を起こさせ血行を促進させます。
同成分では、メントールやカンフルなどがあります。
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02
正解は 2 です。
a:正 ウフェナマートは抗炎症作用により、湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせもなどによるほてりや痒みなどの皮膚症状を緩和します。
副作用として、刺激感(ヒリヒリ感)、熱感、乾燥感を生じることがあります。
b:誤 イブプロフェンピコノールはイブプロフェンの誘導体ですが、外用での鎮痛作用は期待できません。
吹き出物に伴う皮膚の発赤や腫れを抑え、吹き出物の拡張を抑える作用を持ち、もっぱらにきび治療薬として用いられます。
c:正 同じ作用と特徴を持つ局所麻酔成分には、テシットデンチンのほかに、ジブカイン塩酸塩、リドカイン、アミノ安息香酸エチルがあります。
d:誤 ユーカリ油は、皮膚に冷感刺激を与え、軽い炎症を起こして反射的な血管の拡張による患部の血行を促します。
粘膜面には刺激が強すぎるため、目や目の回り、粘膜面への使用は避けます。
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03
正解→2
a)正
b)誤
イブプロフェンピコノールは、外用による鎮痛作用は期待できません。吹き出物を伴う皮膚の赤みや腫れに使用する成分です。
c)正
d)誤
ユーカリ油は、冷感刺激成分です。冷感刺激によって血管を拡張させて血流を改善する役割があります。
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