登録販売者の過去問
令和2年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問102

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問題

登録販売者試験 令和2年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問102 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書の「使用上の注意」に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」の各項目の見出しには、それぞれ統一された標識的マークが付されている。
b  「してはいけないこと」の項目には、その医薬品を使用(服用)するにあたり、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。
c  小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「相談すること」の項目に「15歳未満の小児」等として記載されている。
d  「その他の注意」の項目には、容認される軽微な症状について、「次の症状が現れることがある」として記載されている。
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

a 誤

「その他の注意」の項目には、統一されたマークはありません。

「してはいけないこと」は丸に大きくバツのマークで、「相談すること」はカウンターに専門家がいるイラストマークです。

また、ほかのマークに「使用上の注意」があり、三角の中にびっくりマークが入っているイラストです。

b 正

「してはいけないこと」には、次の人は使用しないこと、次の部位には使用しないこと、本剤を服用している間は次の医薬品を服用しないこと、そのほかのしてはいけないことなどが記載されています。

そのなかに、服用後の機械や乗り物の操作をしないことや、服用前後は飲酒しないことなどか含まれています。

c 誤

小児は、身体の大きさに対して腸が長いため、医薬品の吸収率が相対的に高まります。

そのため、特異的な有害作用のおそれのある成分については、小児では服用しないこととされています。

15歳未満の小児で禁忌となっている成分で代表的なのが、アスピリン・サザピリン・プロメタジン・ジフェンヒドラミン塩酸塩などです。

これらの成分は、小児のライ症候群や致命的な呼吸抑制のおそれ、神経過敏のおそれなどがあります。

d 正

そのほかに必須記載事項ではありませんが、養生訓などが記載されていることがあります。

養生訓とは、病気の予防や改善につながる説明事項のことです。

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02

正解は 4 です。

a:誤

それぞれ統一された標識的マークが付されているのは、「使用上の注意」「してはいけないこと」「相談すること」の3つです。

b:正

一般検査薬の同項では、検査結果のみで確定診断は出来ないため、判断が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されています。

c:誤

小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある医薬品は、通常、「してはいけないこと」の項目に「15歳未満の小児」「6歳未満の小児」等として記載されています。

d:正

使用上の注意は、「してはいけないこと」「相談すること(使用前)」「相談すること(使用後)」「その他の注意」で構成されています。

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03

正しい組み合わせは4です。

a~dの各文については以下のとおりです。

a.誤りです。

「使用上の注意」「してはいけないこと」「相談すること」については統一された標識的マークがありますが、「その他の注意」についてのマークはありません。

b.正しいです。

文のとおりです。

c.誤りです。

「相談すること」の項目ではなく、「してはいけないこと」の項目の「次の小児は使用(服用)しないこと」の中に「15歳未満の小児」という項目が設けられています。

d.正しいです。

文のとおりです。

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