問題
a 食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合があり、それらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものもある。
b 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、アセトアミノフェンなどでは、通常よりも代謝されやすくなり、体内から医薬品が速く消失して十分な薬効が得られなくなることがある。
c 食品と医薬品の相互作用は、しばしば「飲み合わせ」と表現され、内服薬以外であれば、食品によって、医薬品の作用や代謝が影響を受ける可能性はない。
d 相互作用は、医薬品が吸収、分布又は排泄(せつ)される過程で起こることはなく、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものである。