登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10
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問題
登録販売者試験 令和3年度(東京都) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。
b 高齢者によくみられる傾向として、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合等があり、情報提供や相談対応において、特段の配慮が必要となる。
c 高齢者では、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。
d 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として75歳以上を「高齢者」としている。
a 生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。
b 高齢者によくみられる傾向として、医薬品の説明を理解するのに時間がかかる場合や、細かい文字が見えづらく、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい場合等があり、情報提供や相談対応において、特段の配慮が必要となる。
c 高齢者では、手先の衰えのため医薬品を容器や包装から取り出すことが難しい場合や、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすいなどの傾向もあり、家族や周囲の人(介護関係者等)の理解や協力も含めて、医薬品の安全使用の観点からの配慮が重要となることがある。
d 医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として75歳以上を「高齢者」としている。
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:3(誤・正・正・誤)
高齢者への医薬品の使用に関する正誤問題
a 誤:生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢だけでは副作用のリスク増大の程度を判断することはできません。
b 正:問題文の通りです。
c 正:問題文の通りです。
d 誤:おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
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02
正解は 3 です。
a:誤
高齢者の生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断することは難しいです。
また、持病があることも多く、一般用医薬品の使用には注意が必要です。
b:正
また、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を喉に詰まらせやすいため注意が必要です。
c:正
また、医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、その場合、誤嚥(食べ物などが誤って気管に入り込むこと)を起こしやすくなります。
d:誤
医薬品の使用上の注意においては、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
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03
正解は「3」です。
a:誤
「個人差が小さい」が誤りです。
高齢者の基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢からどの程度リスクが増大しているかを判断することは困難です。
b:正
高齢者の傾向として、添付文書の小さい文字が読めなかったり、記載されている内容が理解できなかったりします。
誤った使用すると副作用を生じるリスクも高いため、情報提供や相談対応が非常に重要です。
c:正
基礎体力や生理機能が衰えつつあるため、手先の衰えにより医薬品を包装から取り出すことが困難であったり、医薬品の取り違えや飲み忘れを起こしやすくなります。
家族や周囲の人の理解や協力が、医薬品を安全に使用するためにも必要不可欠です。
d:誤
「75歳以上」が誤りです。
医薬品の使用上の注意等では、高齢者はおおよその目安として65歳以上を指します。
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