登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問21
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問題
登録販売者試験 令和3年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
b 膵(すい)臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
c ペプシノーゲンは、胃酸によって主に脂質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
d 肝臓は、横隔膜の直上に位置し、胆汁を産生する。
a 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、脂質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。
b 膵(すい)臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。
c ペプシノーゲンは、胃酸によって主に脂質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
d 肝臓は、横隔膜の直上に位置し、胆汁を産生する。
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「2」です。
a:正
肝臓で産生された胆汁を濃縮して胆嚢で蓄え、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込みます。
胆汁は、脂質を細かく消化しやすいようにするだけでなく、脂溶性ビタミンの吸収も助けます。
b:正
膵臓は、胃の後下部に位置する細長い臓器で、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っています。
c:誤
「脂質」が誤りです。
ペプシノーゲンは、胃酸によってタンパク質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働きます。
タンパク質がペプシンによって半消化された状態をペプトンといいます。
d:誤
「横隔膜の直上」が誤りです。
肝臓は、体内で最も大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置します。
肝臓は胆汁を産生するほかに、主に以下の3つの働きがあります。
・栄養分の代謝・貯蔵
・生体に有害な物質の無毒化・代謝
・生体物質の産生
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02
正解は 2 です。
a:正
腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻されます。これを、腸肝循環といいます。
b:正
膵臓は胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌し、炭水化物、タンパク質、脂質を消化するすべての酵素を供給しています。
c:誤
ペプシノーゲンは、胃酸によって主にタンパク質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働きます。
d:誤
肝臓は、横隔膜の直下に位置し、胆汁を産生します。
また、小腸で吸収され血液によって運ばれたブドウ糖を、グリコーゲンとして蓄えたり、アンモニアを尿素へと代謝するなどの働きをします。
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03
正解:2(正・正・誤・誤)
消化器系に関する正誤問題
a 正:問題文の通りです。胆汁酸塩は、大部分が小腸で再吸収されます。
b 正:問題文の通りです。
c 誤:ペプシンは、タンパク質を消化するホルモンです。
d 誤:肝臓は、横隔膜の直下に位置しています。
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