登録販売者の過去問
令和3年度（東京都）
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問20

正解：３（正・誤・誤）

クロイツフェルト・ヤコブ病（CJD）及びCJD訴訟に関する正誤問題

a 正：問題文の通りです。

b 誤：問題文は、「ウシ乾燥硬膜」を「ヒト乾燥硬膜」に置き換えると正しい文章になります。

c 誤：プリオンはウイルスの一種ではなく、タンパク質の一種です。

正解は「３」です。

a：正

CJDは、細菌でもウイルスでもないタンパク質の一種であるプリオンが原因とされ、プリオンが脳の組織に感染して、次第に認知症に類似した症状が現れました。

b：誤

「ウシ乾燥硬膜」が誤りです。

CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介して、CJDに罹患したことに対する損害賠償訴訟です。

c：誤

「ウイルスの一種であるプリオン」が誤りです。

CJDは、細菌でもウイルスでもないタンパク質の一種であるプリオンが原因とされました。

正解は　３　です。

ａ：正

HIVやCJDの感染被害が多発したことを教訓として、（独）医薬品医療機器総合機構により、生物由来製品による感染等被害救済制度がつくられました。

ｂ：誤

CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病（CJD）に罹患したことに対する損害賠償訴訟です。

国、輸入販売業者および製造業者が被告として提訴され、その後和解が成立しました。

ｃ：誤

CJDは、細菌でもウイルスでもないタンパク質の一種であるプリオンが脳の組織に感染することによって発症します。次第に認知症に似た症状が現れ、死に至る重篤な神経難病です。