登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問31

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度による影響を受けない。
b  眼の粘膜に適用する点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。
c  一般に、消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。
  • a:正  b:正  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:正
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:誤  b:誤  c:誤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

a:誤

有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受けます。

例えば、加齢などにより皮膚のみずみずしさが低下すると、有効成分が浸潤・拡散しにくくなります。

b:正

このような副作用を防ぐため、場合によっては点眼する際、目頭の鼻涙管の部分を押さえて、有効成分が鼻に流れないようにする必要があります。

c:誤

一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象です。

参考になった数12

02

正解:2(誤・正・誤)

医薬品の有効成分の吸収に関する正誤問題

a 誤:有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度による影響を受けます。

b 正:問題文の通りです。

c 誤:一般に、消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象です。

参考になった数5

03

正解は「2」です。

a:誤

影響を受けない」が誤りです。

有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受けます。

b:正

そのため、場合によっては点眼する際に目頭の鼻涙管の部分を押さえることによって、有効成分が鼻に流れるのを防ぐ必要があります。

c:誤

拡散していく現象ではなく」が誤りです。

一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込むのではなく、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象です。

有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受けます。

参考になった数3