問題
a 代謝とは、物質が体内で化学的に変化することであり、その結果、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄(せつ)されやすい水溶性の物質に変化したりする。
b 血漿(しょう)タンパク質と結合して複合体を形成している有効成分は、排泄(せつ)の過程において腎臓で濾過されないため、長く循環血液中に留まることになる。
c 医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、体外に排出されるが、肺から呼気中に排出されることはない。
d 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄(せつ)が速まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。