登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問40

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  副交感神経系の機能を亢(こう)進する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱(ぼうこう)の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。
b  尿意があるのに尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部が膨満して激しい痛みを感じる症状は、男性に限らず女性においても報告されている。
c  膀胱(ぼうこう)炎様症状は、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼(とう)痛、残尿感等の症状が現れる。
d  尿勢の低下等の兆候に留意することは、排尿困難の初期段階での適切な対応につながる。
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

a:誤

膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがあるのは、副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品です。

b:正

初期段階で適切に対応できるよう、尿勢(尿の出る勢いのこと)の低下などの兆候に注意することが重要です。

c:正

症状が現れたときは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要です。

d:正

原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善しますが、医療機関での処置を必要とする場合もあります。

参考になった数12

02

a:誤

亢(こう)進する作用」が誤りです。

副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがあります。

b:正

これらの症状は前立腺肥大等の基礎疾患がない人でも現れることが知られており、男性に限らず女性においても報告されています。

c:正

これらの症状が現れたとっきは、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要です。

d:正

その他にも、原因と考えられる医薬品の使用を中止することも重要です。

原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善しますが、医療機関における処置を必要をする場合もあります。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

こちらが正解です。

参考になった数8

03

正解:5(誤・正・正・正)

泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する正誤問題

a 誤:問題文は、「副交感神経系の機能を亢(こう)進する作用」を「副交感神経系の機能を抑制する作用」に置き換えると正しい文章になります。

b 正:問題文の通りです。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。

参考になった数4