登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
薬事に関する法規と制度 問54

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 薬事に関する法規と制度 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

薬局開設者が行う医薬品のリスク区分に応じた情報提供に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  要指導医薬品を販売又は授与する場合には、その薬局において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師に、対面により、医薬品医療機器等法施行規則第158条の12第2項で定める事項を記載した書面を用いて、必要な情報を提供させ、必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。
b  第一類医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があり、薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合であっても、情報を提供せずに販売することはできない。
c  指定第二類医薬品を販売又は授与する場合には、当該指定第二類医薬品を購入しようとする者等が、禁忌事項を確認すること及び当該医薬品の使用について薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を確実に認識できるようにするために必要な措置を講じなければならない。
d  その薬局において第三類医薬品を購入した者から相談があった場合には、医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者をして、その適正な使用のために必要な情報を提供させなければならない。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

a:正

薬局開設者は、情報提供または指導が出来ないとき、その他要指導医薬品の適正な使用を確保することが出来ないと認められるときは、要指導医薬品を販売または授与してはなりません。

b:誤

 第一類医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があり、薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、情報提供の義務は適用されません。

c:正

指定第二類医薬品とは、第二類医薬品のうち、特定の使用者(小児、妊婦など)や相互作用に関して使用を避けるべき注意事項があり、それに該当する使用がなされた場合に重要な副作用を生じる危険性が高まる成分、または依存性・習慣性がある成分が配合されたものをいいます。

d:正

これは、配置販売業者についても適用されます。

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02

正解は「3」です。

a:正

書面と記載されていますが、当該事項が電磁的記録に記録されているときは、当該電磁的記録に記載された事項を紙面又は出力装置の映像面表示する方法により表示したものを含みます。

b:誤

「情報を提供せずに販売することはできない」が誤りです。

第一類医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があり、薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、情報提供をしなくても良いことになっています。

c:正

指定第二類医薬品には、依存性・習慣性がある成分が配合されているいため、薬剤師又は登録販売者による積極的な情報提供の機会がより確保されるよう、陳列方法を工夫する等の対応が求められます。

d:正

一般用医薬品を使用する者から相談があった場合は、規則第159条の17の規定により、医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者をして、必要な情報を提供させなければならないとされています。

ただし、第一類医薬品に関しては、薬剤師のみの対応です。

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03

正解:3 正・誤・正・正

薬局開設者が行う医薬品のリスク区分に応じた情報提供に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。

b 誤:第一類医薬品を購入し、又は譲り受ける者から説明を要しない旨の意思の表明があり、薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、情報提供を行わずに第一類医薬品を販売することができます。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。

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