登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問65

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
b  エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合してはならないとされている。
c  イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
  • a:誤  b:正  c:正
  • a:誤  b:正  c:誤
  • a:正  b:誤  c:正
  • a:正  b:正  c:誤
  • a:誤  b:誤  c:正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

a:正

アセトアミノフェンは他の解熱鎮痛成分より胃腸障害が少なく、空腹時に服用できる製品もあります。

b:誤

通常の解熱鎮痛成分は痛みの発生を抑える働きが強いのに対し、エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、その違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多いです。

c:正

イソプロピルアンチピリンは、ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹(ピリン疹)などのアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しないよう注意が必要です。

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02

正解:3 正・誤・正

解熱鎮痛薬の配合成分に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。

b 誤:問題文は、「配合してはならないとされている」を「配合されることが多い」に置き換えると正しい文章になります。

c 正:問題文の通りです。イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分です。

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03

正解は「3」です。

a:正

末梢における抗炎症作用は期待できない分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もあります。

b:誤

「配合してはならないとされている」が誤りです。

エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、作用の仕組みの違いによる相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多いです。

c:正

現在では、イソプロピルアンチピリンが一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分となっています。

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