登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問66

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問66 (訂正依頼・報告はこちら)

眠気防止薬の有効成分として配合されるカフェイン(無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等を含む。)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦(けん)怠感を抑える効果がある。
b  カフェインは、眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収促進作用があり、尿量の増加をもたらす。
c  小児用の眠気防止薬として、無水カフェインを用いる。
d  授乳中の女性がカフェインを摂取すると、その一部が乳汁中に移行する。
  • ( a, b )
  • ( a, c )
  • ( a, d )
  • ( b, c )
  • ( c, d )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

a:正

脳が過剰に興奮すると、副作用として振戦(震え)、めまい、不安、不眠、頭痛などを生じることがあります。

b:誤

カフェインは、眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制作用があり、尿量の増加(利尿)をもたらします。

c:誤

成長期の小児の発育には睡眠が重要であることから、小児用の眠気防止薬はありません。

d:正

授乳中の女性がカフェインを摂取すると、その一部が乳汁中に移行するため、大量摂取または連用した場合、乳児に頻脈や不眠を引き起こす可能性があります。

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02

正解:3(a・d)

眠気防止薬の有効成分として配合されるカフェイン(無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン等を含む。)に関する正誤組み合わせ問題

a 正:問題文の通りです。

b 誤:問題文は、「再吸収促進」を「再吸収抑制」に置き換えると正しい文章になります。

c 誤:小児用の眠気防止薬はありません。

d 正:問題文の通りです。

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03

正解は「3」です。

a:正

脳が過剰に興奮すると、副作用として振戦(震え)、めまい、不安、不眠、頭痛等を生じることがあります。

b:誤

「再吸収促進作用」が誤りです。

カフェインは、眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収抑制作用があり、尿量の増加をもたらします。

c:誤

小児用の眠気防止薬はありません。

d:正

乳児の体内にカフェインが蓄積して、頻脈や不眠等を引き起こす可能性があります。

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