登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問67

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

鎮暈(うん)薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
b  ジメンヒドリナートは、延髄にある嘔(おう)吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示し、専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。
c  メクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。
d  6歳未満では、自律神経系が未発達であるため、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、6歳未満を対象とした乗物酔い防止薬は販売されていない。
  • ( a, b )
  • ( a, c )
  • ( a, d )
  • ( b, d )
  • ( c, d )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

a:正

ジフェニドール塩酸塩は、抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示します。眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは使用を控えます。

b:正

眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは使用を控えます。

c:誤

メクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長いです。

d:誤

3歳未満では、自律神経系が未発達であるため、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、3歳未満を対象とした乗物酔い防止薬は販売されていません。

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02

正解:1(a・b)

鎮暈(うん)薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する正誤組み合わせ問題

a 正:問題文の通りです。

b 正:問題文の通りです。ジメンヒドリナートは、ジフェンヒドラミンテオクル酸塩の一般名です。

c 誤:問題文は、「作用が現れるのが早く持続時間が短い」を「作用が現れるのが遅く持続時間が長い」に置き換えると正しい文章になります。

d 誤:問題文は、「6歳未満」を「3歳未満」に置き換えると正しい文章になります。

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03

正解は「1」です。

a:正

日本では、専ら抗めまい成分として用いられています。

b:正

ジフェンヒドラミンテオクル塩酸の一般名で、専ら乗り物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分です。

c:誤

「早く持続時間が短い」が誤りです。

メクリジン塩酸塩(塩酸メクリジン)は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く持続時間が長いです。

d:誤

6歳未満」が誤りです。

3歳未満では、自律神経系が未発達であるため、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、3歳未満を対象とした乗物酔い防止薬は販売されていません。

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