問題
a 身体的な問題がなく生じる夜泣き、ひきつけ、疳(かん)の虫等の症状については、成長に伴って自然に治まるのが通常である。
b 小児鎮静薬は、夜泣き、ひきつけ、疳(かん)の虫等の症状を鎮めることを目的とする医薬品(生薬製剤・漢方処方製剤)であり、小児における虚弱体質の改善は目的としていない。
c 小児の疳(かん)を適応症とする漢方処方製剤は、生後3ヶ月未満の乳児に使用することができる。
d 小児の疳(かん)を適応症とする主な漢方処方製剤としては、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、抑肝散(よくかんさん)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)のほか、小建中湯(しょうけんちゅうとう)がある。