登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問70
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問題
登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
鎮咳(がい)去痰(たん)薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗(りん)茎を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
b キョウニンは、キキョウ科のキキョウの根を基原とする生薬で、痰(たん)又は痰(たん)を伴う咳(せき)に用いられる。
c 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳(ぜき)、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
d 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、構成生薬としてカンゾウを含む。
a セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗(りん)茎を基原とする生薬で、去痰(たん)作用を期待して用いられる。
b キョウニンは、キキョウ科のキキョウの根を基原とする生薬で、痰(たん)又は痰(たん)を伴う咳(せき)に用いられる。
c 麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、体力中等度以下で、痰(たん)が切れにくく、ときに強く咳(せき)こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳(ぜき)、気管支炎、気管支喘(ぜん)息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰(たん)の多い人には不向きとされる。
d 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、構成生薬としてカンゾウを含む。
- ( a, b )
- ( a, c )
- ( a, d )
- ( b, c )
- ( c, d )
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:(a・c)
鎮咳(がい)去痰(たん)薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する組み合わせ問題
a 正:問題文の通りです。
b 誤:キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を起原とする生薬で、鎮咳去痰作用があります。問題文は、キキョウに関する記述です。
c 正:問題文の通りです。
d 誤:半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)には、構成生薬としてカンゾウは含まれていません。
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02
a:正
セキサンのエキスは、白色濃厚セキサノールとも呼ばれます。
b:誤
キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズなどの種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部により、延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用が期待されます。
キキョウ科のキキョウの根を基原とし、痰または痰を伴う咳に用いられるのは、キキョウです。
c:正
まれに重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害を生じます。
d:誤
半夏厚朴湯は、構成生薬としてハンゲ、ブクリョウなど複数の生薬が含まれますが、カンゾウは含まれていません。
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03
正解は「( a, c )」です。
a:正
セキサンのエキスは、別名を白色濃厚セキサノールとも呼ばれます。
b:誤
問題文は「キキョウ」の説明のため誤りです。
キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示すとされています。
c:正
まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られています。
d:誤
「カンゾウを含む」が誤りです。
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、半夏厚朴湯は構成生薬としてカンゾウを含みません。
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