登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問72
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問題
登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問72 (訂正依頼・報告はこちら)
次の表は、ある一般用医薬品の制酸薬に含まれている成分の一覧である。この制酸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
1日量 12錠中 成人(15才以上)
銅クロロフィリンカリウム 120mg
無水リン酸水素カルシウム 1020mg
沈降炭酸カルシウム 1020mg
水酸化マグネシウム 960mg
ロートエキス 30mg
a この制酸薬には、胃粘膜保護・修復成分が含まれている。
b 腎臓病の診断を受けた人は、この制酸薬を使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するべきである。
c この制酸薬と、胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬との併用は避ける必要がある。
d この制酸薬は、授乳中の人は使用しないか、使用する場合は授乳を避ける必要がある。
1日量 12錠中 成人(15才以上)
銅クロロフィリンカリウム 120mg
無水リン酸水素カルシウム 1020mg
沈降炭酸カルシウム 1020mg
水酸化マグネシウム 960mg
ロートエキス 30mg
a この制酸薬には、胃粘膜保護・修復成分が含まれている。
b 腎臓病の診断を受けた人は、この制酸薬を使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するべきである。
c この制酸薬と、胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬との併用は避ける必要がある。
d この制酸薬は、授乳中の人は使用しないか、使用する場合は授乳を避ける必要がある。
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は『1』です。 (正・正・正・正)
a:胃粘膜保護・修復成分は銅クロロフィリンカリウムです。
・無水リン酸水素カルシウムは制酸成分
・沈降炭酸カルシウムは制酸成分で胃痛・胸やけ
・水酸化マグネシウムは胃内では制酸、腸では緩下
・ロートエキスは抗コリン成分で胃液分泌と胃腸管運動亢進を抑制
b:水酸化マグネシウムが該当します。
腎機能低下している方は薬が体内に蓄積し、副作用が出やすくなる為です。
c:ロートエキスが該当します。
胃液分泌抑制・胃腸鎮痛鎮痙(ちんけい)の作用があり、
併用を避ける必要があります。
d:ロートエキスが該当します。
母乳中に移行して、乳児の脈が早くなる(頻脈)のおそれがあるため、
授乳を避ける必要があります。
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02
正解:1 正・正・正・正
制酸薬に関する正誤問題
a 正:問題文の通りです。問題文では、「銅クロロフィリンカリウム」が当てはまります。
b 正:問題文の通りです。ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどの無機塩類は、腎臓病の診断を受けた人では排出が遅れやすくなり体内に蓄積されやすくなるためです。問題文では、「無水リン酸水素カルシウム」・「沈降炭酸カルシウム」・「水酸化マグネシウム」が当てはまります。
c 正:問題文の通りです。胃腸鎮痛鎮痙(けい)薬には胃液分泌を抑えるために抗コリン成分が配合されることが多く、抗コリン成分を複数の医薬品で摂取すると抗コリン作用が増強されて、排尿困難・目のかすみや異常な眩しさ・口渇などの副作用が生じやすくなります。問題文では、「ロートエキス」が当てはまります。
d 正:問題文の通りです。問題文では、「ロートエキス」が当てはまります。
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03
正解は 1 です。
a:正
銅クロロフィリンカリウムは、胃粘膜保護・修復成分です。
b:正
カルシウム、マグネシウムなどの無機塩類の排泄が遅れたり、体内に貯留しやすくなったりするため、腎臓病の診断を受けた人は、医師又は薬剤師に相談するべきです。
c:正
泌尿器系や循環器系などに対する作用や副作用が現れやすくなるため、併用は避ける必要があります。
d:正
ロートエキスの成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が速くなるおそれがあるため、授乳中の人は使用しないか、使用する場合は授乳を避ける必要があります。母乳が出にくくなることもあります。
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