登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問90

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚に用いる薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
b  尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。
c  酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示すため、患部が浸潤又は化膿(のう)している場合に用いられる。
d  ヘパリン類似物質は、血液凝固を抑える働きがあるため、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症など)の診断を受けた人では、使用を避ける必要がある。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「1」です。(正・正・誤・正)

a:正しい記述です。

 高い防腐殺菌効果もあり、うおの目・たこ・いぼに用いられます。

b:正しい記述です。

 尿素は、ひび割れ・ただれ・傷などがある場合は使用を避ける必要があります。

c:酸化亜鉛は、炎症を鎮め皮膚を保護する作用があります。

 患部が化膿・浸潤している場合は症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要があります。

d:正しい記述です。

 血行促進・保湿を目的に用いられます。

 

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02

正解は 1 です。

a:正

角質軟化成分を持つサリチル酸は、抗菌、抗真菌、抗炎症作用を期待して、にきび用薬に配合される場合もあります。

また、頭皮の落屑(ふけ)を抑える効果を期待して、毛髪用薬に配合される場合もあります。

b:正

同じ作用を持つ成分に、グリセリン、白色ワセリン、オリブ油、ヘパリン類似物質があります。

c:誤

酸化亜鉛は、患部が浸潤又は化膿している場合、傷が深い場合は表面だけを乾燥させ、かえって症状を悪化させるおそれがあるため使用を避けます。

d:正

ヘパリン類似物質は、血行促進、抗炎症作用、保湿効果が期待できます。

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03

正解:1 正・正・誤・正

皮膚に用いる薬の配合成分に関する正誤問題

a 正:問題文の通りです。

b 正:問題文の通りです。

c 誤:酸化亜鉛は、患部が浸潤又は化膿(のう)している場合に用いてはいけません。

d 正:問題文の通りです。

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