登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問91

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問91 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  バシトラシンは、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
b  ホモスルファミンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
c  オキシコナゾール硝酸塩は、副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感等が現れることがある。
d  ピロールニトリンは、患部を酸性にすることにより、皮膚糸状菌の発育を抑える目的で用いられる。
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「2」です。(誤・誤・正・誤)

a:バシトラシン抗生物質で、化膿の原因となる細菌(ブドウ球菌など)に対して抗菌作用があります。

b:ホモスルファミンは細菌のDNA合成を阻害する抗菌作用により、細菌感染による化膿を防ぎます。

c:正しい記述です。

 オキシコナゾール硝酸塩はイミダゾール系の抗真菌成分です。

 主に皮膚真菌症(水虫・たむし)に適用されます。

d:「ウンデシレン酸」に関する記述です。

 ピロールニトリンは、細菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑えます。

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02

正解は 2 です。

a:誤

バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示します。

b:誤

ホモスルファミンは、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示します。

c:正

オキシコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜の構成成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑えます。

d:誤

これは、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛の説明です。

ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑えます。単独での抗真菌作用は弱いため、他の抗真菌成分と組み合わせて配合されます。

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03

正解:2 誤・誤・正・誤

皮膚に用いる薬に配合される抗菌成分及び抗真菌成分に関する正誤問題

a 誤:バシトラシンは、細菌の細胞壁合成を阻害します。

b 誤:ホモスルファミンは、細菌のDNA合成を阻害します。

c 正:問題文の通りです。オキシコナゾール硝酸塩は、イミダゾール系抗真菌成分です。

d 誤:ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることで皮膚糸状菌の増殖を抑えます。問題文は、ウンデシレン酸やウンデシレン酸亜鉛に関する記述です。

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