登録販売者の過去問
令和3年度（東京都）
主な医薬品とその作用 問92

正解は　1　です。

ａ：正

フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える目的で配合されます。

同じ作用を持つ殺菌消毒成分に、木クレオソート、オイゲノール、セチルピリジニウム塩化物があります。

ｂ：正

同じ作用を持つ局所麻酔成分に、ジブカイン塩酸塩、テーカインがあります。

ｃ：正

同じ作用を持つ冷感刺激成分に、メントール、ハッカ油、ユーカリ油があります。

ｄ：誤

これは、アラントインの説明です。

チモールは、歯肉溝での細菌の繁殖を抑えます。

同じ作用を持つ殺菌消毒成分に、セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノールがあります。

正解は「１」です。（正・正・正・誤）

a：正しい記述です。

　フェノールは、虫歯を生じた部分の細菌の増殖を抑えることを目的に使われます。

b：正しい記述です。

　アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分です。

　メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、６歳未満の小児には使用を避ける必要があります。

c：正しい記述です。

　カンフルの副作用として、発疹・発赤・かゆみが出ることがあります。

d：チモールは、殺菌消毒成分で細菌の増殖を抑えることを目的として用いられます。

　炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して用いられるのは「アラントイン」です。

正解：１ 正・正・正・誤

歯痛・歯槽膿（のう）漏薬の配合成分に関する正誤問題

a 正：問題文の通りです。フェノールは、殺菌消毒成分です。

b 正：問題文の通りです。アミノ安息香酸エチルは、局所麻酔成分です。

c 正：問題文の通りです。カンフルは、局所麻酔成分です。

d 誤：チモールは、殺菌消毒成分です。問題文は、組織修復成分であるアラントインに関する記述です。