登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問98

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問98 (訂正依頼・報告はこちら)

衛生害虫及びその防除に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻(くん)蒸処理を行えば、殺虫効果を示す。
b  トコジラミは、シラミの一種でなくカメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれ、刺されると激しい痒(よう)痛を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良を起こすことがある。
c  ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒(かゆ)みであるが、元来、ペスト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。
d  蚊(アカイエカ、シナハマダラカ等)は、吸血によって皮膚に発疹(しん)や痒(かゆ)みを引き起こすほか、日本脳炎、マラリア、黄熱、デング熱等の重篤な病気を媒介する。
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

a:誤

ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫効果を示しません。

燻蒸処理を行う場合、3週間くらい後にもう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要があります。

b:正

また、トコジラミはペスト、再帰熱、発疹チフスを媒介することもあります。

c:正

ノミは、宿主を厳密に選択しないため、ペットからの被害がしばしば発生しています。

防除法として、ペットのイヌ、ネコには、ノミ取りシャンプーや忌避剤が用いられます。

d:正

成虫の防除について、一般家庭では、調整しないでそのまま使用できる医薬部外品の殺虫剤が用いられます。

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02

正解は「1」です。(誤・正・正・正)

a:ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で、殺虫効果を示しません。

b:正しい記述です。

 トコジラミは、ペスト・再起熱・発疹チフスを媒介することもあります。

c:正しい記述です。

 ノミは、ペットの寝床・部屋の隅のホコリの中で幼虫が育つため、掃除機による吸引・殺虫剤散布などによる防除を行うことも重要です。

d:正しい記述です。

 成虫の防除では、蚊取り線香・エアゾール剤などを用います。

 屋外では、忌避剤で蚊による吸血の防止を図ります。

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03

正解:1 誤・正・正・正

衛生害虫及びその防除に関する正誤問題

a 誤:ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しにくい殻で覆われています。ゴキブリの場合、孵化した幼虫を駆除します。

b 正:問題文の通りです。トコジラミは体長が比較的大きく(成虫で約8mm)、電気掃除機による駆除も可能です。

c 正:問題文の通りです。

d 正:問題文の通りです。幼虫(ボウフラ)が羽化するまでに駆除します。

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