登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問112
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問題
登録販売者試験 令和3年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
次の表は、ある一般用医薬品の解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。この解熱鎮痛薬の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等の正誤について、正しい組合せはどれか。
2錠中
アスピリン 660mg
合成ヒドロタルサイト 200mg
a 心臓病
b 肝臓病
c 糖尿病
d 貧血
2錠中
アスピリン 660mg
合成ヒドロタルサイト 200mg
a 心臓病
b 肝臓病
c 糖尿病
d 貧血
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
正解:3 正・正・誤・誤
解熱鎮痛薬に含まれている成分に関する正誤問題
アスピリンは、解熱鎮痛成分です。心臓病、肝臓病、腎臓病又は胃・十二指腸潰瘍のある人は、相談することになっています。
合成ヒドロタルサイトは、制酸成分です。アルミニウムが含まれていて、腎臓病の診断を受けた人は相談することとされています。
a 正:問題文の通りです。
b 正:問題文の通りです。
c 誤:糖尿病は、アドレナリン作動成分やマオウが配合された医薬品の場合は相談することとされています。
d 誤:貧血は、ピペラジンを含む駆虫薬の場合は相談することとされています。
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02
正解は「3」です。(正・正・誤・誤)
a:正しい記述です。
心臓病は「アスピリン」が「相談すること」にあたります。
b:正しい記述です。
肝臓病は「アスピリン」が「相談すること」にあたります。
c:糖尿病は、アスピリンの「相談すること」の対象ではありません。
「鼻炎用点鼻薬」「アドレナリン作動成分」が、糖尿病の人の「相談すること」にあたります。
d:貧血は、アスピリンの「相談すること」の対象ではありません。
「ピペラジンリン酸塩」が、貧血の人の「相談すること」にあたります。
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03
正解は「3」です。
a:正
アスピリンは、むくみ(浮腫)、循環体液量の増加が起こり、心臓の仕事量が増加し、心臓病を悪化させるおそれがあるため、心臓病の診断を受けた人は「相談すること」とされています。
b:正
アスピリンは、胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあるため、肝臓病の診断を受けた人は「相談すること」とされています。
c:誤
糖尿病の診断を受けた人は、「相談すること」の対象ではありません。
鼻炎用点鼻薬やアドレナリン作動成分、マオウなどを含む成分の場合、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、糖尿病の症状を悪化させるおそれがあるため「相談すること」とされています。
d:誤
貧血の診断を受けた人は、「相談すること」の対象ではありません。
ピペラジンリン酸塩等のピペラジンを含む成分の場合、貧血の症状を悪化させるおそれがあるため「相談すること」とされています。
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