登録販売者の過去問
令和3年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問113

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問題

登録販売者試験 令和3年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

次の表は、ある一般用医薬品に含まれている成分の一覧である。この医薬品を購入する目的で店舗を訪れた35歳女性から、次のような相談を受けた。この女性に対する登録販売者の説明について、不適切なものの組合せはどれか。

<相談内容>
このかぜ薬を使用する際に気を付けることを教えてほしい。以前かぜ薬を使用したときに尿の色が鮮やかな黄色になり気になったため、尿に目立った色がつかないものがよい。常備薬として、息子(10歳)にも使いたいと思っている。

1回量2錠中
 ジヒドロコデインリン酸塩     8mg
 dl-メチルエフェドリン塩酸塩   20mg
 グアイフェネシン         60mg
 キキョウ乾燥エキス末       53.3mg
 オウヒ乾燥エキス         24mg
 イブプロフェン          150mg
 クロルフェニラミンマレイン酸塩  2.5mg
 リボフラビン           4mg

a  服用後、眠気があらわれることがあります。
b  息子さんが服用する時は、半量の1回1錠服用するようにしてください。
c  高熱や呼吸困難を伴う激しい咳のような症状がみられる場合は、他の疾患の可能性があるため、医療機関を受診してください。
d  この薬を飲んでも尿の色が鮮やかな黄色になることはありませんので、安心してください。
  • ( a, b )
  • ( a, c )
  • ( a, d )
  • ( b, c )
  • ( b, d )

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:5(b・d)

登録販売者の説明として不適切なものの組合せ問題

a 正:正しい説明です。クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分で、副作用の一つとして眠気が挙げられます。

b 誤:ジヒドロコデインリン酸塩は、12歳未満の小児に使用しないことになっています。イブプロフェンは、15歳未満の小児に使用しないことになっています。

c 正:正しい説明です。

d 誤:リボフラビン(ビタミンB2)の摂取によって、尿が黄色になることがあります。

参考になった数13

02

正解は「5」です。(b,d)

a:正しい記述です。

 「ジヒドロコデインリン酸塩」(麻薬性鎮咳成分)、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」(抗ヒスタミン成分)を含むので、眠気があらわれる事があります。

b:「イブプロフェン」は15歳未満の小児には禁忌です。

 「ジヒドロコデインリン酸塩」は「12歳未満の小児には使用しない」成分です。

c:正しい記述です。

 高熱・呼吸困難をともなう咳のような症状がみられる場合は受診勧奨するのが適しています。 

d:尿が黄色になるのは「リボフラビン(ビタミン12)」の摂取によるもので、副作用ではありません。

参考になった数6

03

正解は「5」です。

a:正

麻薬性鎮咳成分のジヒドロコデインリン酸塩、抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩を含むため、服用後、眠気があらわれることがあります。

b:誤

解熱鎮痛成分のイブプロフェンは、15歳未満の小児は服用してはいけません。

c:正

高熱や呼吸困難を伴う激しい咳のような症状がみられる場合は、他の疾患の可能性があるため、医療機関を受診していただくよう促します。

d:誤

使用の中止を要する副作用等の異常ではないですが、リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあります。

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