登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問4
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
大腸及び肛(こう)門に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
а S状結腸に溜まった糞(ふん)便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。
b 腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となる。
c 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンEを産生している。
d 肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。
а S状結腸に溜まった糞(ふん)便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる。
b 腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となる。
c 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンEを産生している。
d 肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
大腸及び肛(こう)門に関する問題です。
a【〇】 通常、糞便は下行結腸とS状結腸に滞留し、直腸は空になっています。
b【〇】 糞便の成分の大半は水分で、剝がれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸や腸内細菌の死骸、食物の残滓からなります。
c【×】 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生しています。
d【〇】 直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線があります。肛門周辺は、肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的にコントロールすることができます。
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02
これは大腸及び肛門についての問題です。
a:通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっています。
b:大腸では消化はほとんど行われません。大腸の粘膜から分泌される粘液(大腸液)には、便塊を粘膜上皮と分離しやすく滑らかにする働きがあります。
c:大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生しています。
d:肛門周囲には肛門括約筋があり、排便を意識的に調節することができます。
肛門周囲には、静脈が細かい網目状に通っていて、それらの血管が鬱血すると痔の原因となります。
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03
大腸及び肛門についての問題です。
正解です。
・S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こります。
・腸の内容物は、大腸の運動によって腸管内を通過するに従って水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われ、固形状の糞便となります。
・大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンK等の物質も産生します。
・肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には 歯状線と呼ばれるギザギザの線があります。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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