登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問5

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は線毛上皮で覆われており、吸い込まれた粉塵(じん)、細菌等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られる。
b  咽頭は、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
c  肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。
d  鼻汁にはコルチゾンが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

呼吸器系に関する問題です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:誤

a【〇】 咽頭が属している呼吸器系は常に外気と接する器官であり、異物や病原物質の侵入経路になるため、様々な防御機構が備わっています。

b【×】 咽頭は、鼻腔口腔につながっており、消化管と気道の両方に属している器官です。問題文にある、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官は喉頭です。

c【〇】 肺胞の壁は非常に薄く、周囲を毛細血管が網のように取り囲んでいます。その肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質といいます。

d【×】 鼻汁にはリゾチームという酵素が含まれており、風邪やアレルギーのときには防御反応として大量に分泌されます。

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02

これは呼吸器系についての問題です。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:誤

a:繊毛運動による粘液層の連続した流れは、「粘膜エレベーター」とも呼ばれます。

b:これは、咽頭ではなく喉頭の説明です。

喉頭は、発生器としての役割もあり、呼気で喉頭上部にある声帯を振動させて声が発せられます。

c:肺の内部では気管支が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっています。その球状の袋部分を肺胞といい、毛細血管が網目状に取り囲んでいます。肺胞と肺胞の間は間質という組織で支持されています。

d:鼻汁にはリゾチームという酵素が含まれ、気道の防御機構の一つとなっています。

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03

呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなります。

選択肢1. a:正  b:誤  c:正  d:誤

正解です。

・喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は線毛上皮で覆われており、吸い込まれた粉塵、細菌等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られます。

喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分を「のどぼとけ」といいます。

・肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質といいます。

・鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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