登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
人体の働きと医薬品 問18

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 人体の働きと医薬品 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期運用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b  医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
c  精神神経障害では、中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。
d  心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:正  d:誤

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

これは精神神経系に現れる医薬品の副作用についての問題です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

a:症状が現われた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、場合によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要です。

b:医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、再度同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合があります。

c:振戦とは、筋肉の収縮・弛緩が繰り返される不随意運動(意識とは無関係に起こる異常運動)で、律動的(動きが規則正しく反復される様子)な震えの症状のことをいいます。

d:また、医薬品を長期連用したり、過量服用するなどの不適正な使用によって、倦怠感や虚脱感などを生じることがあります。

参考になった数8

02

精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する問題です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

a【〇】 医薬品の使用によって中枢神経系が影響を受けて生じる副作用は、医薬品を不適切に使用していた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生します。

b【×】 医薬品の副作用の原因で起こる無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用した場合に再発し、症状が急激に進行することがあります。

c【〇】 精神神経症状のうち、眠気は比較的軽視されがちですが、乗物類の運転操作中に眠気が生じると重大な事故につながるため注意が必要です。

d【〇】 心臓血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が現れた場合には、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるなどの対応が必要となります。

参考になった数3

03

精神神経系に現れる医薬品の副作用についての問題です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:正  d:正

正解です。

・精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがあります。

・過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合があります。

・精神神経症状は、医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがあります。

・心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがあります。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

参考になった数1