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登録販売者の過去問 令和4年度 人体の働きと医薬品 問20

問題

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皮膚に現れる医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  接触皮膚炎は、原因と考えられる医薬品の使用を中止すれば症状は治まり、再びその医薬品に触れても再発することはない。
b  外用薬による光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要がある。
c  薬疹(しん)は、あらゆる医薬品で起きる可能性があり、特に、発熱を伴って眼や口腔(くう)粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがある。
d  薬疹は、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
   1 .
a:正  b:正  c:正  d:正
   2 .
a:正  b:誤  c:誤  d:誤
   3 .
a:正  b:誤  c:正  d:誤
   4 .
a:誤  b:誤  c:誤  d:正
   5 .
a:誤  b:正  c:正  d:正
( 登録販売者試験 令和4年度 人体の働きと医薬品 問20 )
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この過去問の解説 (3件)

4

これは皮膚に現れる医薬品の副作用についての問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

a:接触皮膚炎は、原因と考えられる医薬品の使用を中止すれば1週間程度で症状は治まりますが、再びその医薬品に触れると再発します。

b:光線過敏症は、太陽光線(紫外線)に曝されて初めて症状が現れる場合をいいます。

c:薬疹は医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発赤・発疹などの皮膚症状を呈する場合をいいます。多くの場合医薬品の使用後1~2週間で起きますが、長期使用後に現れることもあります。

d:薬疹はアレルギー体質の人、以前に薬疹を起こしたことがある人は起きやすいので、注意が必要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
3

皮膚に現れる医薬品の副作用に関する問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

a【×】 接触皮膚炎は、原因と考えられる医薬品の使用を中止すれば症状は治まり、再びその医薬品を使用した際に再発することがあります。

b【〇】 光線過敏症は、太陽光線(紫外線)に曝されて起こる炎症反応です。光が当たった部分の皮膚から全身に広がり、重篤化する場合があるため、患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要があります

c【〇】 薬疹は、医薬品によって引き起こされるアレルギー反応です。発疹発赤などの症状が医薬品の使用後1~2週間で起きることが多く、長期使用後に現れることもあります。

d【〇】 薬疹が起こる原因として、アレルギー体質の人、過去に薬疹を起こしたことがある暴飲暴食肉体疲労がある人が挙げられます。また、過去に薬疹を起こしたことがある人が、再度、同種の医薬品を使用した場合、重篤なアレルギー反応が生じる場合があります。

2

皮膚に現れる医薬品の副作用についての問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

正解です。

・接触皮膚炎は、原因と考えられる医薬品の使用を中止すると通常は1週間程度で症状は治まりますが、再びその医薬品に触れると再発します。

・光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要があります。

・薬疹はあらゆる医薬品で起きる可能性があり、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがあります。

・薬疹は、それまで経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがあります。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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