登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問3

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

化学的に合成された解熱鎮痛成分の作用に関する次の記述について、(   )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を( a )、発汗を促進する作用も寄与している。
また、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を( b )ため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。
プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もあるが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が( c )、胃粘膜障害を起こしやすくなる。
  • a:増し   b:増加させる  c:増加して
  • a:減らし  b:増加させる  c:増加して
  • a:増し   b:減少させる  c:低下して
  • a:増し   b:減少させる  c:増加して
  • a:減らし  b:減少させる  c:低下して

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この過去問の解説 (3件)

01

化学的に合成された解熱鎮痛成分の作用についての問題です。

選択肢3. a:増し   b:減少させる  c:低下して

正解です。

解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促進する作用も寄与しています。

また、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を減少させるため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性があります。

プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もありますが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が低下して、 胃粘膜障害を起こしやすくなります。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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02

解熱鎮痛薬は、病気や外傷が原因で生じる発熱や痛みを緩和するために使用される医薬品です。

選択肢3. a:増し   b:減少させる  c:低下して

a:増し b:減少させる c:低下して

正答は以下の通りです。

解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を増し、発汗を促進する作用も寄与している。

また、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を減少させるため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。

プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もあるが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が低下して胃粘膜障害を起こしやすくなる。

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03

これは化学的に合成された解熱鎮痛成分の作用についての問題です。

選択肢3. a:増し   b:減少させる  c:低下して

正しい記述は以下のようになります。

解熱に関しては、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用のほか、腎臓における水分の再吸収を促して循環血流量を(増し)、発汗を促進する作用も寄与している。

また、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を(減少させる)ため、腎機能に障害があると、その症状を悪化させる可能性がある。

プロスタグランジンには胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用もあるが、これらの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が(低下して)、胃粘膜障害を起こしやすくなる。

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