登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問16

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

強心薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  ロクジョウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝(じゃ)香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
b  シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套(とう)膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。
c  センソは、ヒキガエル科のアジアヒキガエル等の耳腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められており、それに従って適正に使用される必要がある。
d  リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
  • a:正  b:正  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

これは、強心薬及びその配合成分についての問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

a:ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカまたはマンシュウジカの雄のまだ角化していない、もしくは、わずかに角化した幼角を基原とし、強心作用のほか、強壮、血行促進などの作用が期待されます。

b:シンジュの主な効能には、解熱、鎮痛、鎮静、滋養強壮などがあります。

c:センソは、通常用量においても、悪心(吐き気)、嘔吐の副作用が現れることがあります。

d:選択肢のとおりです。

リュウノウは、フタバガキ科リュウノウジュの樹幹に析出する精油の結晶を基原とし、ボルネオールを含みます。

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02

強心薬及びその配合成分に関する問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

a【×】 ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカもしくはマンシュウジカの雄の幼角を基原とする生薬で、強心、強壮、血行促進等の作用があります。

b【〇】 シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待されています。

c【〇】 センソは、ヒキガエル科のアジアヒキガエル等の耳腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、強心の作用があります。

d【〇】 リュウノウは、フタバガキ科リュウノウジュの樹幹に析出する精油の結晶を基原とする生薬で、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられます。

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03

強心薬及びその配合成分についての問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:正  d:正

正解です。

・ロクジョウは、シカ科動物の角化していない幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされます。

・シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられます。

・センソは、ヒキガエル科のアジアヒキガエル等の耳腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、有効域が比較的狭い成分であり、一般用医薬品では、1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められています。

・リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられます。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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