登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問23
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a フェニレフリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和することを目的として配合されている。
c セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒(かゆ)みを抑えることを目的として配合されている。
d リドカインは、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
a フェニレフリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されている。
b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和することを目的として配合されている。
c セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒(かゆ)みを抑えることを目的として配合されている。
d リドカインは、黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示す。
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
これは鼻炎用点鼻薬の配合成分についての問題です。
a:同じ作用を持つアドレナリン作動成分には、ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩があります。
b:クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン成分です。
抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘などの副作用を生じることがあります。
c:セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されています。
d:リドカインは、鼻粘膜の過敏性や痛み・痒みを抑える目的で配合されます。
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02
鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎または副鼻腔炎による諸症状のうち。鼻づまり、鼻水、くしゃみ、頭重の緩和を目的として使用される外用液剤です。
a【〇】 フェニレフリン塩酸塩、ナファゾリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されています。
b【〇】 クロルフェニラミンマレイン酸塩とケトチフェンは、ヒスタミンの働きを抑えることにより、くしゃみや鼻汁等の症状を緩和することを目的として配合されています。
c【×】 鼻粘膜の過敏性や痛み及び痒みを抑える成分はリドカインです。
d【×】 黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の真菌類に対する殺菌消毒作用を示すのはベンザルコニウム塩化物です。
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03
鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
b.正しいです。文のとおりです。
c.誤りです。
セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜を清潔に保ち、
細菌による二次感染を防止することを目的に配合されています。
黄色ブドウ球菌、溶血性連鎖球菌又はカンジダ等の
真菌類に対する殺菌消毒作用を示します。
d.誤りです。
リドカインは局所麻酔成分です。
鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として
配合されています。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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