登録販売者の過去問 令和4年度 主な医薬品とその作用 問22
この過去問の解説 (2件)
婦人用薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状の緩和を目的とする医薬品です。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などに適します。
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある者の、冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適します。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちな者の、月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状、痔疾、打撲症に適します。
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)は、体力中等度以下で、貧血気味、口渇がある人、動悸や息切れがあり、神経過敏な人の、更年期障害や血の道症、神経症、不眠症などに適します。
五積散(ごしゃくさん)は、体力中等度またはやや虚弱で冷えがある人の胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適しています。
これは婦人薬として使用される漢方処方製剤についての問題です。
婦人薬とは、月経および月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な症状(血行不順、自律神経系の働きの乱れ、生理機能障害などの全身的な不快症状)の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品です。
当帰芍薬散は、構成生薬として、カンゾウを含みません。
加味逍遙散は、構成生薬として、カンゾウを含みます。
桃核承気湯は、構成生薬として、カンゾウ、ダイオウを含みます。
柴胡桂枝乾姜湯は、構成生薬として、カンゾウを含みます。
五積散は、構成生薬として、カンゾウ、マオウを含みます。
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