登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問31

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

歯痛・歯槽膿(のう)漏薬の配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。
b  オイゲノールは、齲蝕(うしょく)(むし歯)を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。
c  ミルラは、血行を促進することを目的として用いられる。
d  カルバゾクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して歯槽膿漏薬に配合されている場合がある。
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:正
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (3件)

01

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分等に関する問題です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤  d:正

a【×】 サンシシは、アカネ科クチナシの果実を基原とする生薬成分です。主に炎症を抑えるために配合されています。

b【〇】 オイゲノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられています。

c【×】 ミルラ抗菌抗炎症を目的として用いられています。

d【〇】 カルバゾクロムは、炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して歯槽膿漏薬などに配合されています。

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02

これは歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分等についての問題です。

歯痛の多くは、歯の齲蝕(むし歯)とそれに伴う歯髄炎によって起こります。

また、歯槽膿漏とは、歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がったものをいいます。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤  d:正

a:サンシシは、抗炎症、血行促進などの作用が期待されます。

局所麻酔作用を期待して用いられるのは、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テーカインです。

b:選択肢のとおりです。

オイゲノールは、殺菌消毒成分です。

c:ミルラは、炎症を抑える(収斂作用を含む)作用が期待されます。

d:選択肢のとおりです。

カルバゾクロムは、止血成分です。

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03

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分等に関する問題です。

 

まずは、a~dについてみていきましょう。

 

a.誤りです。

  文中の「局所麻酔作用」が誤りで、

  正しくは「血行促進、抗炎症」です。

 

b.正しいです。文のとおりです。

 

c.誤りです。

  「血行を促進する」が誤りで、正しくは「抗菌」です。

  なお、ミルラは、生薬成分の一種です。

  カンラン科のミルラノキ等の植物の皮部の傷口から

  流出して凝固した樹脂です。

 

d.正しいです。文のとおりです。

 

以上を踏まえ、選択肢をみていきましょう。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤  d:正

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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