登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問30
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問題
登録販売者試験 令和4年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
みずむし・たむし用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
b ブテナフィン塩酸塩は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
c シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
d モクキンピ(アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬)のエキスは、皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられる。
a ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。
b ブテナフィン塩酸塩は、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
c シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、その増殖を抑える。
d モクキンピ(アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬)のエキスは、皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられる。
- a:正 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
みずむし・たむし用薬(抗真菌薬)に関する問題です。
a【〇】ミコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、真菌の増殖を抑える効果があるとされる成分です。
b【×】 ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、真菌の増殖を抑えます。
c【〇】 シクロピロクスオラミンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用し、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げ、真菌の増殖を抑えます。
d【〇】 モクキンピは、アオイ科のムクゲの幹皮を基原とする生薬成分です。皮膚糸状菌の増殖を抑える作用を期待して用いられています。
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02
これはみずむし・たむし用薬の配合成分についての問題です。
a:選択肢のとおりです。
副作用としてかぶれ、腫れ、刺激感などを生じることがあります。
b:ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜の構成成分の産生を妨げ、その増殖を抑えます。
患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑えるのは、ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛があります。
c:選択肢のとおりです。
シクロピロクスオラミンはピリミジン系の抗真菌薬で、皮膚糸状菌やカンジダ菌に有効です。
d:選択肢のとおりです。
ムクゲのつぼみは生薬名をモクキンカといい、止瀉薬や鎮吐薬として用いられます。
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03
みずむし・たむし用薬の配合成分に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
ミコナゾール硝酸塩は、イミダゾール系抗真菌成分です。
b.誤りです。
患部を酸性にすることにより、
皮膚糸状菌の発育を抑えるものは、
「ウンデシレン酸」「ウンデシレン酸亜鉛」です。
「ブテナフィン塩酸塩」は、
皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることで
増殖を抑えます。
c.正しいです。文のとおりです。
d.正しいです。文のとおりです。
以上を踏まえ、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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