登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問9

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

一般用医薬品を購入するために店舗を訪れた35歳男性から、次のような相談を受けた。この相談者に対する登録販売者の次の対応として、適切なものの組合せはどれか。

<相談内容>
薬指の先に切り傷ができてしまい、インドメタシンが配合された外用薬を使っていた。なかなか治らず、水仕事をするときに痛みがひどい。傷口を見ると、化膿(のう)していた。どうしたらよいか。

a  インドメタシンが配合された外用薬の使用を中止するように勧める。
b  殺菌消毒薬(液体絆創膏(ばんそうこう))を使用するように勧める。
c  プレドニゾロン酢酸エステルが配合された外用薬を使用するように勧める。
d  医療機関(外科又は皮膚科)を受診するように勧める。
  • (a,b)
  • (a,c)
  • (a,d)
  • (a,c,d)
  • (b,c,d)

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この過去問の解説 (3件)

01

これは登録販売者の対応についての問題です。

選択肢3. (a,d)

a:インドメタシンは、非ステロイド性抗炎症成分です。 痛みなどを鎮めることにより、皮膚感染が自覚されにくくなるおそれがあるため、化膿している患部への使用は避ける必要があります。

b:傷口が化膿しているときは、殺菌消毒薬(液体絆創膏(ばんそうこう))の使用は症状を悪化させる可能性があります。

c:プレドニゾロン酢酸エステルは、ステロイド性抗炎症成分です。症状を悪化させるおそれがあるため、化膿している患部への使用は避ける必要があります。

d:何日も一般用医薬品を使用しても皮膚症状の改善が見られない場合は、受診が推奨されます。

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02

インドメタシンは筋肉痛、関節痛、打撲、捻挫等による鎮痛等を目的として用いられる成分です。

選択肢3. (a,d)

インドメタシン等が配合された医薬品では、長期間にわたって使用することは適切ではなく、痛みが著しい場合には、医療機関を受診するなどの対応が必要です。

また、感染に対する効果はなく、逆に感染の悪化が自覚 されにくくなるおそれがあるため、「患部が化膿している人」は、使用しないこととされています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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03

一般医薬品販売に関する事例問題です。

選択肢3. (a,d)

a【〇】 インドメタシンが配合されている医薬品を長期連用することは適切ではないため、使用を中止するように勧めます。

b【×】 殺菌消毒薬(液体絆創膏(ばんそうこう)は化膿している患部に使用した場合、悪化する恐れがあります。

c【×】 プレドニゾロン酢酸エステルが配合された外用薬を使用した場合、化膿が悪化する恐れがあります

d【〇】 一般用医薬品を使用して改善が見られないもしくは症状が悪化している場合は、医療機関を受診するよう勧めます。

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