登録販売者の過去問
令和4年度(東京都)
医薬品の適正使用と安全対策 問10

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問題

登録販売者試験 令和4年度(東京都) 医薬品の適正使用と安全対策 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

次の表は、ある一般用医薬品の解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。
この解熱鎮痛薬の添付文書等において、「使用上の注意」の項目中に記載することとされている事項として、正しいものの組合せはどれか。

2錠中
イブプロフェン         150mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 60mg
無水カフェイン         80mg

a  15歳未満の小児は使用しないこと。
b  服用前後は飲酒しないこと。
c  てんかんの診断を受けた人は、服用前に専門家に相談すること。
d  緑内障の診断を受けた人は、服用前に専門家に相談すること。
  • (a,b)
  • (a,c)
  • (b,c)
  • (b,d)
  • (c,d)

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この過去問の解説 (3件)

01

これは医薬品の適正使用情報についての問題です。

選択肢1. (a,b)

a:イブプロフェンは、一般用医薬品では小児向けの製品はないため、15歳未満の小児は使用(服用)しないことと記載されています。

b:アリルイソプロピルアセチル尿素が配合された解熱鎮痛薬は、鎮静作用の増強が生じるおそれがあるため、服用前後は飲酒しないことと記載されています。

c:該当する成分は含まれていません。

ジプロフィリンが配合された医薬品には、てんかんの診断を受けた人は相談するよう記載されています。

d:該当する成分は含まれていません。

パパベリン塩酸塩、ロートエキス、ジフェニドール塩酸塩などが配合された医薬品には、緑内障の診断を受けた人は相談するよう記載されています。

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02

解熱鎮痛薬に含まれている成分に関する問題です。

選択肢1. (a,b)

a【〇】 イブプロフェンが配合されているため、15歳未満の小児に使用してはなりません。

b【〇】 アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されているため、服用前後は飲酒してはなりません。

c【×】 この解熱鎮痛薬において、てんかんの診断を受けた人に対する記載事項はありません。

d【×】 この解熱鎮痛薬において、緑内障の診断を受けた人に対する記載事項はありません。

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03

解熱鎮痛薬は、発熱や痛みの原因となっている病気や外傷を根本的に治すものではなく、病気や外傷が原因で生じている発熱や痛みを緩和するために使用される医薬品です。

選択肢1. (a,b)

正解です。

イブプロフェンは、15歳未満の小児は使用しないこととされています。

また、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合された解熱鎮痛薬は、鎮静作用の増強が生じるおそれがあるため、服用前後は飲酒しないこととされています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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