登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問21

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問題

登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

痔(じ)の薬及びその配合成分等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  プレドニゾロン酢酸エステルが配合された坐(ざ)剤及び注入軟膏(こう)では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。
b  クロルヘキシジン塩酸塩は、痔に伴う痛み・痒(かゆ)みを和らげることを期待して配合されている。
c  セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。
d  コウカは、マメ科のエンジュの蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (b、c)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (3件)

01

痔(じ)の薬及びその配合成分等に関するa~dの記述について、それぞれ内容を確認していきます。

a:正しいです。

b:誤りです。

クロルヘキシジン塩酸塩は、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的に配合される場合があります。

c:正しいです。

d:誤りです。

マメ科のエンジュの蕾(つぼみ)を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられるのはカイカです。

 

以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。

選択肢1. (a、b)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢2. (a、c)

正解です。

冒頭の説明文の内容と一致します。

選択肢3. (b、c)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢4. (b、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

選択肢5. (c、d)

不正解です。

冒頭の説明文の内容と異なります。

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02

痔の薬及びその配合成分等についての問題です。

選択肢2. (a、c)

正解です。

 

・プレドニゾロン酢酸エステル等のステロイド性抗炎症成分が配合さ れた坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要があります。

 

・クロルヘキシジン塩酸塩が、痔疾患に伴う局所の感染を防止することを目的として配合されている場合があります。

 

・セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、血行促進、 抗炎症等の作用を期待して用いられます。

 

・コウカは、キク科のベニバナの管状花をそのまま又は黄色色素の大部分を除いたもので、ときに圧搾して板状としたものを基原とする生薬です。末梢の血行を促してうっ血を除く作 用があるとされています。

まとめ

本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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03

痔の薬及びその配合成分等に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

     プレドニゾロン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分です。

 

b.誤りです。

    クロルヘキシジン塩酸塩には、

    痒みを和らげる効果はありますが、

    痛みを和らげる効果はありません。

 

c.正しいです。文のとおりです。

 

d.誤りです。

    この説明は「コウカ」ではなく、「カイカ」です。

   「コウカ」は漢字で「紅花」と書きます。

    キク科のベニバナの管状花を基原とするもので、

    血行促進の効果を期待して用いられます。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢2. (a、c)

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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