登録販売者の過去問
令和5年度(東京都)
主な医薬品とその作用 問26
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問題
登録販売者試験 令和5年度(東京都) 主な医薬品とその作用 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔(くう)炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず、くしゃみ、頭重の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤である。
b 鼻炎用点鼻薬は、鼻粘膜の充血を和らげる成分が主体となり、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分を組み合わせて配合されており、それらは、鼻粘膜から吸収されて循環血流に入り全身的な作用を目的としている。
c アドレナリン作動成分は、副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を拡張することにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
d クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
a 鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔(くう)炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず、くしゃみ、頭重の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤である。
b 鼻炎用点鼻薬は、鼻粘膜の充血を和らげる成分が主体となり、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分を組み合わせて配合されており、それらは、鼻粘膜から吸収されて循環血流に入り全身的な作用を目的としている。
c アドレナリン作動成分は、副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を拡張することにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合される。
d クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (3件)
01
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関するa~dの記述について、それぞれ確認していきます。
a:正しいです。
b:誤りです。
鼻炎用点鼻薬は、局所的な効果を期待され、全身的な作用を目的とはしていません。
c:誤りです。
アドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させて、充血や腫れを和らげることを目的として配合されます。
d:正しいです。
以上を踏まえ、各選択肢を確認していきます。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
不正解です。
冒頭の説明文の内容と異なります。
正解です。
冒頭の説明文の内容と一致します。
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02
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分についての問題です。
正解です。
・鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状のうち、鼻づまり、鼻みず(鼻汁過多)、くしゃみ、頭重(頭が重い)の緩和を目的として、鼻腔内に適用される外用液剤です。
・鼻炎用点鼻薬は、鼻粘膜の充血を和らげる成分(アドレナリン作動成分)が主体となり、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分を組み合わせて配合されていても、それらは鼻腔内における局所的な作用を目的としています。
・アドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として配合されています。
・クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト(室内塵)等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合されています。
本解説は、厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」より引用して作成しています。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html
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03
鼻炎用点鼻薬及びその配合成分に関する問題です。
まず、a~dについてみていきましょう。
a.正しいです。文のとおりです。
b.誤りです。
文末の
「鼻粘膜から吸収されて循環血流に入り全身的な作用を目的としている」
が誤りです。
正しくは「鼻腔内における局所的な作用を目的としている」です。
c.誤りです。
文中の「副交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を拡張する」
が誤りです。
正しくは
「交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させる」です。
d.正しいです。文のとおりです。
以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。
正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。
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