登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問24 (人体の働きと医薬品 問4)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問24(人体の働きと医薬品 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  心臓が収縮したときの血圧を最大血圧、弛緩したときの血圧を最小血圧という。
b  静脈にかかる圧力は比較的低いため、静脈の血管壁は動脈よりも薄い。
c  好中球は、白血球の約1/3を占め、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。
d  血漿(しょう)中のアルブミンは、その多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤

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この過去問の解説 (2件)

01

a(正)

心臓が血液を押し出すときの圧力を「最大血圧(収縮期血圧)」、心臓が拡張して血液を受け入れるときの圧力を「最小血圧(拡張期血圧)」といいます。
 

b(正)

静脈は、血液を心臓に戻す役割を持つが、動脈ほど強い圧力がかからないため、血管壁が動脈よりも薄いです。
 

c(誤)

好中球は白血球の中で最も多く、全体の約50~70%を占めます
異物を食べて処理する「貪食(どんしょく)作用」を持ち、細菌感染に対して重要な役割を果たしますが、「抗体を産生する」働きはありません。
抗体を作るのは「B細胞(Bリンパ球)」です。

 

d(誤)

アルブミンは、血漿に含まれるタンパク質の一種で、主に血液の浸透圧を調整する働きを持ちます。
「抗体」として働くのは「免疫グロブリン」であり、アルブミンがその役割を担うわけではありません

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:誤」が正解です。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:誤

正しい選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:誤」が正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

誤った選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:誤」が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:正

誤った選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:誤」が正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

誤った選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:誤」が正解です。

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02

循環器系に関する問題です。

 

まず、a~dについてみていきましょう。

 

a.正しいです。文のとおりです。

b.正しいです。文のとおりです。

c.誤りです。

    「好中球」ではなく、「リンパ球」の説明になっています。

     好中球は、白血球の中で最も多く、40%~70%を占めます。

     細菌等の侵入に対する防御反応や侵入物に対して貪食を行い、

     顆粒中の酵素や活性酸素で消化、殺菌する作用を持ちます。

d.誤りです。

     血漿アルブミンの主な働きは、

     血液を正常に循環させるための浸透圧の維持と物質の運搬です。

 

以上を踏まえて、選択肢をみていきましょう。

選択肢2. a:正  b:正  c:誤  d:誤

正しい組み合わせです。冒頭を参照ください。

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