登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問63 (主な医薬品とその作用 問3)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問63(主な医薬品とその作用 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

解熱鎮痛薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない。
b  イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。
c  エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合してはならないとされている。
d  アスピリン喘(ぜん)息は、アスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:正  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (2件)

01

a(正)

アセトアミノフェンは脳の体温調節中枢などに働いて熱や痛みを抑えます。
一方で、関節や筋肉の炎症など末梢での炎症を抑える力は弱いです

 

b(正)

単独でも効き目はあるが、他の成分と組み合わせて使われることが多いです

 

c(誤)

エテンザミドはよくアセトアミノフェンなどと一緒に配合される成分であり、組み合わせが禁止されているわけではありません

 

d(正)

アスピリン喘息は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)全般に見られる副作用で、アスピリン以外の成分でも起こることがあります。

選択肢3. a:正  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

「a:正 b:正 c:誤 d:正」が正解です。

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02

この問題は、「解熱鎮痛薬の成分」についての問題です。

 

a:正しい

アセトアミノフェンについて正しい内容です。

アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛剤成分に比べて胃腸障害が少ないとされています。空腹時に服用できる製品もありますが、基本的には食後の服用が推奨されています。

 

b:正しい

イソプロピルアンチピリンについて正しい内容です。

現在のところ、一般用医薬品においてはイソプロピルアンチピリンが唯一のピリン系です。

他にも「~ピリン」とついてるものがありますが、ピリン系ではありません。

 

c:誤り

解熱鎮痛剤成分は、痛みの発生を抑える効果が強いことが多いですが、エテンザミドは痛みの伝わりを抑える働きが強いため、作用のしくみの違いによる相乗効果を期待して、ほかの解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多いです。

 

d:正しい

アスピリン喘息について正しい内容です。

アスピリン以外の解熱鎮痛成分を服用してもアスピリン喘息を起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

選択肢1. a:正  b:正  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢2. a:正  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

選択肢3. a:正  b:正  c:誤  d:正

正しい選択肢です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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