登録販売者 過去問
令和6年度(東京都)
問65 (主な医薬品とその作用 問5)

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問題

登録販売者試験 令和6年度(東京都) 問65(主な医薬品とその作用 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a  抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に使用されず、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠症の診断を受けている人に使用される。
b  ブロモバレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こさないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。
c  妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象ではない。
d  柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。
  • a:誤  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:誤  c:誤  d:正

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この過去問の解説 (2件)

01

a(誤)

抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害の緩和に使用されることがあります。
例えば、寝つきが悪い、眠りが浅いといった軽い症状のときに使われます。
慢性的な不眠や医療機関で治療が必要なケースには使うべきではありません。

 

b(誤)

ブロモバレリル尿素は、中枢神経系に作用する成分で、依存性や催奇形性(胎児への影響)のリスクがあります。
妊婦には基本的に使用を避けるべきとされており、「適している」という表現は誤りです。

 

c(正)

妊娠中の睡眠障害は、ホルモンバランスの変化や身体の状態によるものが多く、薬を使わずに対応するのが原則です。
睡眠改善薬は、妊婦を対象にしていないため、この記述は正しいです。

 

d(誤)

柴胡加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以上の人に使われる処方です。
不眠や神経症などに使われるが、体力が弱い人には向きません。

選択肢1. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

「a:誤 b:誤 c:正 d:誤」が正解です。

参考になった数1

02

この問題は、「催眠鎮静薬の成分」についての問題です。

 

a:誤り

抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は一時的な睡眠障害の緩和に用いられます。

慢性的に不眠症状がある人、不眠症の診断を受けている人は医療機関を受診することを勧めることが必要で、催眠鎮静薬を服用する対象ではありません。

 

b:誤り

ブロモバレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こす可能性があります。妊婦などは使用する前に必ず医師などに相談が必要です。また、妊娠中の睡眠障害は、催眠鎮静剤で対処することは適切ではありません。

 

c:正しい

妊娠中に生じる睡眠障害についての正しい説明です。

 

d:誤り

柴胡加竜骨牡蠣湯は、体力中等度以上で、精神不安があって、動機、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘に適しています。

選択肢の内容は、加味帰脾湯の説明です。

選択肢1. a:誤  b:誤  c:正  d:誤

正しい選択肢です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

誤りです。

選択肢3. a:正  b:正  c:誤  d:誤

誤りです。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:正

誤りです。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:誤  d:正

誤りです。

まとめ

この解説は厚生労働省作成「登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月)」を参考にして作成しています。

登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和6年4月):

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000082537.html

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